スラットを鉛筆に分解する工程について
芯をサンドイッチして、圧縮して接着した鉛筆の元を鉛筆の形に削って
最終的な鉛筆にする工程です。
ここまで見てきた方たちは、鉛筆の端面を見た時に
芯が2枚のスラットにサンドイッチされていることに気付いているはずです。
塗装されている鉛筆では、木の柄(木目)が見えないので端面だけですが
木軸(透明塗装)の鉛筆は、スラットの木目が良く判ります。
実際の鉛筆への分解加工では、片面ずつ削りますが
一つの機械で、両面を削り機械から出て来た時には、一本ずつの鉛筆になって出てきます。
ここまでが、スラットの芯溝加工と芯入れの工程と鉛筆分解の工程の説明でした。
鉛筆業界では、これらの工程を「木工」と呼んでいます。
この後は、一般的には木(鉛筆表面)が汚れにくくしたり、油分が出ない様にしたり
見た目を綺麗にするために、「塗装」の工程に入ります。
新たに取材をして来ますので、少し時間をくださいね。